4月読書まとめ

2020年4月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:4555ページ
ナイス数:9ナイス

https://bookmeter.com/users/1045102/summary/monthly
史記を語る (岩波文庫)
史記紀伝体の体裁で成っているが司馬遷は本紀、表、書、世家、列伝への振り分けを独自のルールで自由に行っている。書かれたものを見せられたらすぐ騙される。伍子胥列伝や滑稽列伝などの出来すぎたストーリーは劇の脚本を史料にしたのでは。などのところは特に興味深く読めた
読了日:04月30日 著者:宮崎 市定
https://bookmeter.com/books/504508

范蠡―越王句践の名参謀 (PHP文庫)
初立石優、スラスラっと読めて良かった。范レイが楚から来たってのは伍子胥とのライバル関係を強くするための創作かなとも思ったけど意外と物語に絡んでこなかった感じもあり。
読了日:04月27日 著者:立石 優
https://bookmeter.com/books/417299

■エッセイで楽しむ日本の歴史 上 (文春文庫)
日本人がどこから来たかから応仁の乱の前まで、それぞれの時代の出来事や当時の生活などの推察を学者先生やら小説家やら漫画家さんなんかまでによるエッセイ集。各時代の始めに軽〜く解説があるが、基本そこらの時代にそれなりの知識がある前提で話が始まるので何を言ってるのか分からず読みづらいところも多々あり。各エッセイの最後に筆者が推薦する本が掲載されているのが非常に良い。
読了日:04月23日 著者:
https://bookmeter.com/books/89015

■幕末単身赴任 下級武士の食日記 (生活人新書)
幕末の下級武士の日記を元に食を中心とした江戸での生活の様子。いかに安く美味しく食事をするかの工夫が垣間見れて楽しい。何かにつけて呑んでいるのも笑ってしまう
読了日:04月21日 著者:青木 直己
https://bookmeter.com/books/467539

■夢は枯野を―競輪躁鬱旅行
全国の競輪場での旅打ちエッセイ。やっぱりギャンブルにのめり込む人間は独特の色気があるなぁ。勝負師平岡さんの「うう〜ん、競輪場で勝ってるのはやはり選手だけだな」と豪快に笑う節が染み渡る
読了日:04月20日 著者:伊集院 静
https://bookmeter.com/books/277408

■仲蔵狂乱 (講談社文庫)
孤児から大人気役者になるまでの中村仲蔵の物語。落語や講談でおなじみの中村仲蔵はちょうど本の真ん中くらいまで
読了日:04月18日 著者:松井 今朝子
https://bookmeter.com/books/557989

朱元璋 皇帝の貌 (講談社文庫)
明の始祖の貧農から皇帝へ成り上がりを書いた作品。赤壁の戦いのモデルになったとも言われるハ陽湖の戦いなんかもハラハラさせて良かったけど、立ち上げ当初からの仲間が朱元璋に恐怖を覚え始めるあたりになんともいえないやりきれなさを感じた。統一後の大量粛清は書かれてないのかぁと読み始めは思ったけどむしろ書かなくて良かったかなとも
読了日:04月14日 著者:小前 亮
https://bookmeter.com/books/7875605

■松のや露八 (吉川英治歴史時代文庫)
酒と女の味を覚えてからズルズルと転落人生なわけだけど、ままよ、流れるようにしかと露八。清々しさすら感じさせる。桂小五郎渋沢栄一などの幕末志士たちとの係わりや弟の八十三郎との兄弟のつながりは露八の心根の一貫ぷりが良かった
読了日:04月12日 著者:吉川 英治
https://bookmeter.com/books/432736

■夜のノートルダム―鳥海青児と私 (1978年)
読了日:04月11日 著者:美川 きよ
https://bookmeter.com/books/4198117

■ごくらくちんみ (新潮文庫)
かわいらしいイラストにこんなもんまで食べるんだっていうような珍味。各珍味に見開き1ページ分の小噺。これが著者の遺作と聞くとなんだか物悲しい、寂しい味わい
読了日:04月08日 著者:杉浦 日向子
https://bookmeter.com/books/537415

■破戒 (青空文庫POD(シニア版))
読了日:04月08日 著者:島崎藤村
https://bookmeter.com/books/8018358

■帰りたい風景―気まぐれ美術館 (新潮文庫)
気まぐれ美術館の文庫になってる3巻読了。隅田川絵巻がすごかった
読了日:04月05日 著者:洲之内 徹
https://bookmeter.com/books/129608


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